中国、ロケットによる高高度観測に成功
中国科学院国家宇宙科学センターが明らかにしたところによると、中国は13日夜9時ごろ、西昌衛星発射センターから観測ロケットを打ち上げて高高度観測を実施し、宇宙環境モニタリングの独自実施に向け貴重なデータを取得した。新華社が伝えた。
今回の試験では、高高度観測ロケットを利用し、ラングミュア探針、高エネルギー粒子検出器、磁力計、バリウム粉放出装置といった様々な機器を通じて電離層、近地球宇宙の高エネルギー粒子や磁場の強度・構造を観測した。
観測ロケットとは、宇宙観測と科学試験を行うための観測機器であり、大気各層の成分とパラメータを調べ、電離層、地磁気、宇宙線、太陽の紫外線とX線、隕石ダストなどの様々な物理現象を研究することができる。
国家宇宙科学センターは、「同実験を通じて異なる高度の宇宙環境垂直分布のデータを取得し、当初の目的を達成することができた」と表明した。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月15日