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ボツリヌス菌による粉ミルク汚染 中国の保護者が懸念

 NZ乳業最大手フォンテラの一部商品からボツリヌス菌が検出され、中国人消費者の注目が集まっている。中国網が伝えた。

 ■ボツリヌス菌 人体への危害は?

 記者はこのほど、中国農業大学食品科学・栄養工学学院の朱毅准教授を取材した。朱准教授は、「ボツリヌス菌そのものは人類に危害を加えないが、嫌気性環境においてボツリヌストキシンを生む可能性があり、これが致命的な危害をもたらす。ボツリヌストキシンは神経終末によるアセチルコリンの分泌を遮断し、筋肉をマヒさせる。ボツリヌストキシンは30年前に斜視の治療に用いられていたが、30年後の現在はプチ整形の若返りの神器となっている。ボツリヌストキシンはシワを取り、注射により足を細くし小顔にできることから、世界中で好評を博している」と説明した。

 乳業専門家の宋亮氏は記者の取材に応じた際に、「キャンディ、飲料などの業界でも、乳清タンパクが使用されている。乳清タンパクは分子量が低いため、乳幼児によって吸収されやすく、費用も高額ではない。そのため多くの乳幼児用粉ミルクの主要原料になっており、原料の約6割を占めるほどだ」と語った。
 
 ■ボツリヌス菌 粉ミルク汚染の可能性も

 中国国家質量監督検験検疫総局は、ニュージーランド産粉ミルクのボツリヌス菌汚染問題を重視しており、すでにニュージーランド在中国大使館と連絡を取り、輸入業者に対して汚染の可能性がある商品を直ちに回収するよう求め、各地の検査機関にニュージーランド産乳製品に対する検査と監督を強化するよう指示したと表明した。中国を含む世界各国の乳製品の品質検査には、ボツリヌス菌に関する項目が存在しない。言い換えるならば、フォンテラの問題が発生したロットの乳清タンパクが含まれる製品は、検査に合格し市場で販売されている可能性が高いということになる。

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