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海外粉ミルクの代理購入に法外な利益 リスクも

 国内の消費者が利用する海外の市場での粉ミルクの代理購入サービスが現地メディアの関心を呼んでいる。オーストラリアのあるメディアの報道によると、個人向けのサービス提供者は1週間で700オーストラリアドル(約4576元)以上の利益を得る一方で、税金を支払っていないという。「北京商報」が伝えた。

 海外の粉ミルクの代理購入を専門に取り扱うサイト「麦楽購」の関係者によれば、ニュージーランドの粉ミルク購入制限が解除されたことは朗報だ。ニュージーランドとオランダのブランド製品が最も恩恵を受けており、目下売れ行きは好調で、最近は価格も上昇し、相当な利益を上げている。規格品の900グラム入りオランダ産カウ&ゲートブランドのステップ2(0-12カ月)粉ミルクの場合、海外での小売価格は8ユーロ(約65元)だが、中国国内では224元に跳ね上がるという。

 インターネットを利用した代理購入は税金を払わないケースが多く、製品の購入費用と国際郵便料金がかかるだけだ。現在の価格上昇を踏まえても、代理購入での価格は国内市場での販売価格より100元以上安い。このような価格的な優位により海外粉ミルクの代理購入が一大ブームとなっているが、その背後には多くのリスクも存在する。

 ある業界関係者の話によると、ネットで代理購入する海外の粉ミルクは購入ルートが複雑で、本物と偽物の区別がつきにくく、具体的な法律・法規によって規範化されていない。すべての海外粉ミルクが一定の品質を備えているわけではなく、もしも品質に問題が生じても、非公式なルートで購入した製品について権利を主張することは難しいといえる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年1月9日


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