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調査船「向陽紅10」、国家海洋調査船隊に交付

 2014年03月31日13:50
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 海洋総合科学調査船「向陽紅10」の交付式が28日、広州市長洲港で開かれた。同船はこれにて、国家海洋調査船隊の仲間入りを果たした。人民日報が伝えた。

 「向陽紅10」は2012年6月に建造を開始し、2013年8月に温州市で進水し、ドックに入り設備を取り付けた。2014年1月に竣工し、船舶・設備の海上試験を完了した。同船のトン数は4502トンで、航続距離は1万2000カイリに達し、定員は65人(船員24人、科学者41人)。先進的な電力推進システムを採用し、二つの360度回転舵と二つの調節可能船首プロペラを持ち、DP-1動力位置測定機能を持つ。底部には吊り下げ式プラットフォームを搭載し、音響変換器を取り付けた。

 「向陽紅10」は複数の学科・機能・技術を一体化した、学際的な大洋・深海科学調査の需要を満たす近代的な海洋総合科学調査船だ。同船は近海・大洋・深海の海洋物理、海洋地質、地球物理、海洋生物、海洋化学、海洋気象などの分野における、総合海洋環境観測・探査、サンプリング収集、現場分析の能力を持つ。同船は国家深海・海洋科学基礎研究およびハイテク技術開発の、海上移動実験室および試験プラットフォームだ。

 「向陽紅10」は中国国家海洋局の認可を経て、中国国家海洋局第二海洋研究所と浙江太和航運有限公司が協力して建造した、民間企業と国家海洋事業部門による全国初の遠洋科学調査船ハイテク革新プロジェクトだ。民間資本と国家の資金の効果的な融合により、海洋資源の共同開発・利用、海洋経済の発展に成功経験を提供する。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年3月31日

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