北京市民政局は21日、災害などの非常事態に備える目的で市民に推奨する「家庭向け防災グッズリスト」を発表した。リストのうち、「基本バージョン」には、毛布、マスク、非常用ロープ、常用医薬品など3項目10品目に及ぶ必要最低限の防災用品がピックアップされている。中国新聞網が伝えた。
市民生局の李紅兵報道官は、次の通り話した。
ここ数年、世界各地で大型自然災害が頻発しており、人々に多大な被害をもたらした。災害、特に大型災害の場合には、道路が不通になり、交通や通信が遮断されるなどの状況が起こり、いち早く救援物資や資源を被災地に届けることができない状態に陥りがちだ。
世帯単位で防災グッズを用意することで、外部からの救援物資が届くまでに、各家庭は、応急手当や避難を行う上での必要物資を確保することができる。リストのうち、「基本バージョン」は、応急手当用品、応急用工具、応急薬の三大類に分類され、ラジオ付充電式懐中電灯、非常用笛、毛布、マスク、アーミーナイフ、非常用ロープ、消火器、常用医薬品、医療用品、ヨード含浸綿棒の10品目が挙げられている。「拡大バージョン」には、水および食品、個人用品、避難救助用ツール、医療用応急手当用品、常備薬、重要書類の6項目60品目が指定されている。 (編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月22日