様々なダイエット法の中でも果物ダイエットは永遠に魅力を失わないもののようだ。しかし、果物で本当にダイエットができるのか。もし果物を主食にしたり、食後に果物をたくさん食べた場合、健康によくないという。京華時報が伝えた。
果物には脂肪やたんぱく質、でんぷんが非常に少なく、果物のカロリーは主に糖質によるものだ。大部分の果物の糖質含有量はそれほど高くなく、一般に10%以内で、ブドウやナツメ、バナナなどが若干高いだけだ。もし果物をクッキーなどのスイーツや、ご飯などの代わりにすると、ダイエットには高い効果がある。しかし、果物にも多くの栄養面での欠点もある。果物はビタミンBや鉄、亜鉛などの元素の含有量が低く、たんぱく質も不足している。果物だけを主食にしていた女性は、脱毛や皮膚のたるみ、くすみなどに悩まされ、想像していたよな効果はなかったという。
そのため、果物だけを食べるダイエット法は長期間続けるべきではない。適切な方法は、朝食と昼食は普通の食事を摂り、夕食のみ油の多い食事ではなく果物にするというものだ。たんぱく質の不足を補うため、夜はヨーグルトか牛乳を1杯摂る。しかし牛乳は微量元素の含有量が少なすぎるので、鉄や亜鉛を補うためにダイエットしている女性は昼に50~100グラム程度の肉や魚を摂らなければならない。
果物ダイエットは太ると感じている人もいるが、なぜだろう。一つ目の太り方は、長期間果物ばかり食べていると体の代謝が乱れ、たんぱく質が深刻に不足するためだ。果物ダイエットを止めて普通の食事に戻せば、身体は当然、失われたたんぱく質を急激に補おうとする。たんぱく質が増加した結果、体重が急激にリバウンドするわけだ。もう一つの果物による太り方は、果物の食べ方が不適切である場合だ。多くの人が果物はダイエット食品だからどれほど食べても太らないと考え、毎晩多くの果物を食べる。食事をお腹いっぱい食べた上で果物を食べれば、太ることになる。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月22日