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CICA「夫人昼食会」平凡な食材に創意工夫

人民網日本語版 2014年05月26日13:42
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 里芋に彫られた「長城」、長さ34メートルの黄土色の雲錦模様のテーブルランナー、「上海流」の庶民的なシャオチー(軽食)などなど、このほど閉幕した第4回CICA(アジア信頼醸成措置会議)の政府主催晩餐会には、海外から大きな注目が集まった。「グルメ王国」である中国の政府主催晩餐会では、一体どんな料理がテーブルに並んだのだろうか?どのようなきめ細やかな工夫が施されたのだろうか?人民日報海外版が報じた。

 ○平凡な食材に創意工夫

 今回のCICA政府主催歓迎晩餐会の料理を担当した上海国際会議センター東方濱江大酒店の蘇徳興総料理長は、「食材はすべてごくごく一般的なもので、市民でも手に入るものばかりだ」と話した。

 歓迎晩餐会では、冷たい前菜1品と温かい主菜5品のほか、点心、フルーツ、デザートなどが供された。蘇総料理長は、「前菜の食材はほぼすべて、地元上海産のもので揃えた。調理に使われた油は、婺源高山で自生している椿から採取された油で、江南地方の特色が濃厚だ」と紹介した。上海市食品薬品の監督管理局の関係者は、「政府主催晩餐会に使われた食材は、特別に取り寄せたものではなく、すべてスーパーマーケットから仕入れた」と語った。

 印糕(ラクガン)、葛粉巻、四喜素餃という江南でポピュラーな軽食3品は、20日夜に開かれた晩餐会で登場した。また、翌21日には、習近平国家主席の夫人である彭麗媛夫人が「夫人昼食会」を開催、一部国家の首脳閣僚の夫人らが出席した。ここでは、葫芦酥、迷你粽、糯米焼売などのごくありふれた点心が供された。順風葉と長寿桃が目新しいものだった以外は、海老餃子、クルミ、卵黄など平凡な材料だった。

 政府主催晩餐会で供された様々な料理には、創意工夫と独創性が溢れていた。「夏果炒鮮帯(Fried Scallop with Hawaii Nuts)」という主菜には、様々な種類の有機野菜が使われ、細切りジャガイモで作った「巣」と一緒に盛り合され、四字熟語「築巣引鳳(巣を築いて鳳凰を引き入れる=環境を整えて海外投資を迎え入れる)」が表現された。また、「夫人昼食会」で供された「椒塩葫芦酥」にあしらわれた13本のラインは、13画の漢字「福」の隠喩であり、「幸福、円満」が象徴された。

 ○「シルクロード」色が打ち出された料理の周辺環境

 料理の形、周囲の雰囲気、食器類へのこだわりも、中国グルメ文化の重要な側面だ。この角度から今回の晩餐会を見ると、「シルクロード文化」が核心テーマとして貫かれている。この背景には、CICA参加国には、古代シルクロードが通っていた国家が多いことがひとつある。もう一つには、中国政府の「シルクロード経済ベルト」と「海上シルクロード」の「一路一帯」戦略の推進という意図がある。

 晩餐会会場のじゅうたんは、金色を基調としたもので、これは、1千年前の「シルクロード」に広がる大砂漠の色だ。21日に開催された会議昼食会では、「シルクロードに咲く満開の花」のイメージで、長さ34メートルの黄土色の雲錦模様のテーブルランナーがメインテーブルの中央に配され、その上には生花が飾られた。また、主賓席側の前方には、里芋に彫刻が施された「長城」も登場した。

 20日の歓迎晩餐会で、点心を出す際に使われた「蒸籠(せいろ)」は、外側が四川眉山の竹細工、内側は透かし彫りの磁器皿だった。21日昼食会で冷菜が供された円形磁器の蓋には、「一路一帯」の図柄で、一番上には中国の名花「牡丹」が描かれ、遙か1千年前のシルクロードが通っていた古都の洛陽を想い起こさせる。出席した各国首脳閣僚の眼前には、塩や胡椒などの調味料が入った磁器製の瓶が置かれた。これらの瓶には、精巧で美しい「平和の鳩」が描かれており、CICAのテーマ「平和、安定、協力の新アジアを共に築く」を象徴していた。

 政府主催晩餐会の食器手配担当者は、「今回の宴のために、磁器製の食器を選び、各料理のサイズ、形、機能なども十分に考慮した。また、重厚、高尚、上品、慶びなどの民族文化の特徴を体現し、中国人のもてなし好きという特徴が良く現れるよう努めた」と話した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年5月26日

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