中国天津京劇院は2日、東京芸術劇場で「覇王別姫-漢楚の戦い-」の公演を行った。これは、日本経済新聞社、特定非営利活動法人京劇中心主催、人民日報社共催によるもので、梅蘭芳生誕120周年記念事業の一環として開催された。人民日報が伝えた。
梅蘭芳(1984-1961)は、京劇の近代化を推進するとともに、京劇芸術を世界に広め、世界的な名声を博した京劇界の巨匠。「覇王別姫」は伝統演目「楚漢争」をもとに、虞姫像に新たな魅力を付与して改編されたもので、梅蘭芳が創始した「梅派」の人気古典演目の1つである。梅蘭芳は1956年に行った東京公演でこの演目を演じ、多くの日本の観衆を感動させた。今回、項羽と虞姫は、国家一級演員である黄斉峰と王長君がそれぞれ演じている。同公演は、東京、大阪、名古屋で計15公演が行われる。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年6月3日