2014年6月19日  
 

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カメラマン・佐渡多真子さん「日中間のイメージのギャップを写真で埋めていきたい」 (7)

人民網日本語版 2014年06月12日16:42
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写真提供:佐渡多真子さん

 最後にアンケートを書いてもらったら、学生80人のうち60、70人ぐらいの学生が、「中国の全員が日本を嫌いじゃなくて良かった。中国の13億人全員がデモしてると思っていたけど、それが一部だとわかった」というようなことを書いていたんです。ジャーナリズム専攻の学生でさえ、日本の報道を見ていると、そう思ってしまうんだということを知って、私は怖くなりました。特に、この時の誤解や日中関係の悪さは、通常のレベルを超えて、ちょっと酷すぎるし、恐ろしいなと思いました。何か間違ったら本当に戦争になってしまうかもしれない。これはちょっと見るに見かねる部分がありました。ここにいる意義をもし自分で探すのであれば、そこにあるのかなと思います。

後記

 佐渡さんは、日頃から被写体の良い部分に着目して、その良さがシンプルに表れた写真を撮りたいと心がけているそうだ。それは、自己顕示欲を捨てることが大事なのだという。「そこにいるおばあちゃんを撮るとしたら、おばあちゃんの一番いい表情を撮りたい。誰が撮ったとか、カメラマン上手いねとかではなく、このおばあちゃん素敵ねと思ってもらえる写真を撮りたい」と語る。これは、佐渡さんがとても誠実に被写体と向き合っていることを示している。

 北京初のフリーカメラマンとして、長く北京で写真を撮り続けている佐渡さんの目に映る中国の姿は時代と共に大きく変化してきた。ただ初めて中国を訪れた時から感じていた「日本で見る中国」と、「ここにいて見える中国」の間に存在するギャップが、ここ最近エスカレートしていることが気になっているという。誠実に被写体と向き合うからこそ、見えてくる狭間にある深くて大きなギャップ。佐渡さんは、今後も北京にいる限り、その問題と向き合いながら、誠実に被写体と向き合い、その魅力をありのままに映し出していくに違いない。佐渡さんは、「個人の力は、決して小さくないと信じている」と語る。私たちもまた、それを信じて行動したいものだ。

■ミニアンケート

出身 東京都

北京滞在年数 15年

好きな言葉  求めよ、さらば与えられん、尋ねよ、さらば見出さん、叩けよさらば開かれん。

北京でのお気に入りの場所  天壇公園、雍和宮、後海、三影堂

中国の食べ物で一番好きなもの 水煮魚、羊のシャブシャブ、水餃子

中国を漢字一文字で表すと? 龍

中国にあって日本にないもの  ギラギラしたエネルギー。

■プロフィール

 北京在住フォトグラファー。1995-1997年、北京大学留学。99年より北京在住。現在、NHK中国語会話テキストおよび人民中国の表紙とエッセイを連載中。AP通信、朝日新聞、北京・コンセルジュなどのメディアで中国に関わる写真を中心に活躍。著書に『幸福(シンフー)?』(集英社)、『ニーハオ!ふたごのパンダ』(ポプラ社)など多数。北京中芸映像学校顧問。

HP:http://www.tamakophoto.com

(編集MZ)

 「人民網日本語版」2014年6月12日


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