あるメディアがこのほど、仕事のペースがゆっくりできめ細かなことで知られる王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が新作の準備を進めていると報道した。9月から撮影が始まる恋愛映画「摆渡人」(「渡し船の船頭」)は張嘉佳のインターネット小説「从你的全世界路過」(「あなたの世界を通り過ぎて」)の一部を題材にしたものだ。環球網が伝えた。
「摆渡人」は片思いのラブストーリーで、ヒロインの阿玉は自立し義理を重んじる都会の女性で、既婚者の画家、馬力に一目ぼれする。阿玉と馬力ら友人何人かで食事に出かけると、馬力を見るだけで彼女は胸が高鳴るが、馬力は自分を裏切った前妻が忘れられずにいる。最後には阿玉は彼から離れ、遠くから彼を祝福することを決める。
ヒロインの阿玉について、王家衛監督は「星から来たあなた」のチョン・ジヒョンが合うと考えている。馬力は梁朝偉(トニー・レオン)が出演する予定で、前妻の江潔には湯唯(タン・ウェイ)が、また金城武が張嘉佳を演じ、バーのマスター管春正役は呉秀波と交渉中だという。同映画の制作費は約1億5000万元(約24億4500万円)、ロケ地は南京になる見通しだ。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年6月27日