2014年7月30日  
 

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ノーベル賞受賞の鈴木章博士「好きこそものの上手なれ」 (3)

人民網日本語版 2014年07月30日07:58

 

中国の学生と交流する鈴木博士

青少年の交流には非常に重要な意義

鈴木博士は取材に対して、「青少年は国と国の関係を肩に背負っている大切な力。若い世代が友人関係を築けば、アジア各国が将来、良い関係や友好的な交流を持つのに、積極的な役割を果たすだろう」とし、自身もこれまでに何度も中国の大学などで講演を行ってきたことを語った。また、「同事業の実施は、必須でとても意義がある。さらに多くの中国やその他のアジアの国の学生が日本に来て、交流を深めることを期待している」と語った。

講演を真剣に聞く学生達

鈴木博士は04年、「パラジウム触媒を活用する新有機合成反応の研究」に関する貢献により、日本学士院賞を受賞。10年10月6日には、芳香族化合物の合成法としてしばしば用いられる反応の一つである「鈴木・宮浦カップリング」を発表、金属のパラジウムを触媒として、炭素同士を効率よく繋げる画期的な合成法を編み出したことで、根岸英一米パデュー大学特別教授、リチャード・ヘック米デラウェア大学名誉教授と、ノーベル化学賞を共同受賞した。この技術は、抗がん剤やエイズ特効薬などの医薬品、殺菌剤などの農薬、またテレビ・携帯電話・パソコン画面の液晶の製造、有機ELディスプレイなど有機導電性材料の開発・製造に活用されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年7月30日


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