この一躍有名になった「ファンが土下座する痛列車」が、何時間も待っても一向にホームに現れないことを疑問に思ったネットユーザーの間で、「この車両はもしやお蔵入りしたのでは?」という疑惑が生じた。
地下鉄側は、これについて、以下の通りコメントしている。
今のところ、このラッピング車両は、通常ダイヤに基づき運行されている。限られた時間帯だけに運行を制限する、というような特別な調整は行っておらず、決して「お蔵入り」などしていない。ファンは、さまざまな時間帯に、上海地下鉄2号線のホームでこの車両に「出会う」チャンスがある。アニメファンの気持ちは良く分かっているつもりで、我々も彼らの乗車を大いに歓迎している。また、安全な状況ならば、ホームでの写真撮影も問題ないが、運転手に影響を及ぼさないよう、先頭車のすぐ近くで撮影することは控えてほしい。
また、ラッピング車両も、他の車両と同様、一般客が乗車するごく普通の車両であり、普段の乗客輸送業務を行っている。このため、列車の至近距離や車内で「土下座」をすることは、土下座する本人のみならず、他の乗客の安全にも危険が及び、列車の安全運行にも支障が出る恐れがあることを、ファンの皆さんにはくれぐれも自覚していただきたい。土下座のような行為を、我々は決して提唱も奨励もしていない。必要ならば、係員が行為を制止する場合もある。
ファンの皆さんには、理性的な判断と行動をとるよう、お願いしたい。今後も行き過ぎた行為が見られる場合は、安全運行を保障するために、ラッピング車両の運行を当面見合わせる可能性もある。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年8月4日