2014年8月30日、環球時報によると、ハフィントンポストはこのほど、中国では高齢者の多くが年をとって定年退職する頃になってようやく体を鍛えるなど健康に熱心になると伝えた。
中国の高齢者の日常生活は、大半が生鮮市場で食材の値段交渉をしたり、孫の面倒を見たり、公園で仲間と世間話をすることなどに費やされており、健康のためのスポーツなどはその後。自動車部品工場を定年退職した67歳の男性は、主に柔軟体操をしたり、公園に設置された運動器具で体を鍛えている。また、80歳のある男性は、若者を相手に卓球をすることが多い。中国では高齢者が運動に熱心なのは珍しいことではない。
健康のために特別なグッズやガジェットを必要とする人は少ない。都市部では個人的なスペースが少ないことから、道ばたや駐車場、公園などを利用して、それぞれ思い思いに健康への取り組みをしている人が多く、住宅街や公園の中に設置された鉄棒などを使っている人も多い。
中国は大気汚染や喫煙、食品汚染などの影響が懸念されているものの、実際には中国の平均寿命は他の中高所得国よりも高く、米国よりも3.5歳低いだけとなっている。
「レコードチャイナ」より 2014年9月2日