中国教育部(省)は、28日に開かれた記者会見において、第12回全国学生運動会の準備状況および学校体育改革発展に関する説明を行った。教育部担当者は、「学生の体力・運動能力は、20年間あまり低下の一途をたどっていたが、ここ数年間は、多くの指標が下げ止まり上昇に転じている。とはいえ、大学生の体力・運動能力については、依然低下傾向にあり、立ち幅跳びや50メートル走などの種目では、記録が高校生を下回る事態に陥っている」と語った。京華時報が伝えた。
1985年から2013年の間、7歳から18歳の学生の立ち幅跳び記録は、1995年をピークに下がり始め、2005年に最低となった後、再び上昇に転じた。小学校、中学生、(農村部の女子生徒を除く)高校生の多くは、体力測定の記録が確実に向上しているが、大学生と一部高校生(農村部の女子生徒)の記録は引き続き低下している。一部の種目では、大学生の記録が高校生に及ばないという事態に陥っている。
持久力については、7歳から18歳の学生の持久力は、2010年に下げ止まりとなり、その後だんだんと回復している。特に、14歳から16歳の年齢層の上昇傾向が最も著しい。だが、大学生の持久力は、やはり落ち込む一方だ。
1985年から2013年まで、7歳から18歳の学生の50メートル走タイムは、1995年にピークに達した後、低下し始めた。女子生徒の低下幅は男子学生より大きく、2005年以降は低下傾向がやや弱まっている。小中学生のタイムは、2010年以降だんだんと上向いている一方で、19歳から22歳の大学生の記録は、やはり低下が続いている。都市部の女子大生にいたっては、中学生や高校生より劣った記録にとどまっている。
報告によると、2012年と2013年、農村部学生の上昇傾向は転換点を迎えたが、都市部学生の上昇傾向は依然、力強い。だが、都市であれ農村であれ、13歳から15歳の学生の上昇傾向は軒並み、弱まってきている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年7月29日