世界初のエアバスA320全デジタル化電動6自由度乗務訓練室が、9月2日に西安閻良空港でラインオフし、近日中に交付・使用されることになった。これは中国乗務訓練設備の設計・製造水準が、世界トップクラスに達したことを意味する。科技日報が伝えた。
同システムはフライトシミュレータに似た構造を採用し、6自由度運動を実現した。また操縦室からの眺め、連続的な客室の眺めを再現しており、窓からはLEDスクリーンが映し出すデジタル化された景色が、航空機の飛行に伴い変化する様子を見て取れる。客室の消火、地上への避難、海への飛び込みなどの訓練を実施する場合、同訓練室は客室から煙を出し、波が客室に打ち付けるリアルな効果を出すことができる。乗務員は真に迫った環境で訓練を実施し、飛行安全の需要を満たすことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年9月3日