2014年9月3日  
 

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CCTVの特番「中秋の夕べ」 今年は水の都・蘇州から

人民網日本語版 2014年09月03日13:35

中秋節(今年は9月8日)の夜、中国中央テレビ(CCTV)はスペシャル番組「中秋の夕べ」を江蘇省蘇州市から放送する。CCTVによると、舞台美術には、蘇州周辺に広がる「江南」と呼ばれる水郷地帯の情緒あふれるデザインが採用される。また、安全とクオリティを保ちながらも、習近平・国家主席体制が強調している「節約」を考慮して、簡素化も実施されている。

蘇州市出身という同番組の許林江・舞台美術デザイン総監督は、「中国で中秋節は、家族全員が実家に戻り、一家団欒の時となる。そのため、同番組では、視聴者が故郷や子供の頃を懐かしむ気持ちを抱けるような舞台美術となっている」とし、「『中秋の夕べ』が同市から放送されると知った時はとても興奮した。今年の6月から、蘇州と北京を何度も往復した」と語った。また、「蘇州のイメージとして、『橋』と『水』はとても重要な要素で、同市の特徴。この2つの要素をステージ上でうまく表現しなければならない。その他、同市の庭園、民家なども表現しなければならない。ステージという抽象的な空間で、蘇州を代表する要素を組み合わせて表現したい」とした。

許総監督によると、ステージ上では、同市の庭園や民家、橋などが一貫して『水』と組み合わせて表現されている。また、「水岸技術」が採用され、ステージ上に数百平方メートルの水が一瞬のうちに出現し、一瞬のうちに消える仕組みになっている。

同番組では、「節約」の原則に基づき、コストが抑えられているものの、ステージのクオリティは保たれていることに関して、許総監督は、「デザイン、製作の過程で、ハイテクの物はなるべく控えた。今回の晩会のステージデザインは、最も伝統的でシンプルな材料を使うスタイルに戻した。また、人の手で描き出すことによって、蘇州市特有の水郷地帯の雰囲気が出され、番組の雰囲気とも合致している」と説明した。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年9月3日

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