北京時間の4日、テニス全米オープンの男子シングルス準々決勝が行われた。第10シードの日本人選手錦織圭選手が4時間15分の激戦の末、3対6、7対5、7対6、6対7、6対4で第3シードのスタニスラス・ワウリンカ選手を破り、全米オープンの史上初めて四大会のベスト4に進出したアジア人シングルス男性選手となった。
ATP World Tourで5回入賞経験がある錦織選手は、世界ランキングは最高で9位まで上った。昨年末にやはり四大会の入賞者でプレーが自分によく似た中国系米国人のマイケル・チャン氏の門下になり、総合的な実力が急激に向上した。今回の全米オープン前はケガの故障を抱えた錦織選手はそれほど期待されていなかったが、4時間以上に及ぶ2回の「マラソン試合」を経て、第5シードのミロス・ ラオニック選手と今年の全豪優勝のワウリンカ選手を次々と下し、ベスト4入りを果たした。
錦織選手にとって初めての四大会でのベスト4進出であるだけでなく、プロテニスが1968年に全米オープン時代に入って以来、アジア人選手が四大会の男子シングルスでベスト4入りするのは初めてとなる。日本人選手としては96年ぶりの全米オープン準決勝進出となる。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月5日