甘粛省　秦嶺山脈沿い道路の違法測量で日本人を拘束 (2)

〇関連部門、「地理的情報の窃取行為を目撃した場合は通報を」と住民に呼びかけ

陝西省でここ数年起こっている地理的情報の窃取行為は、かなり隠ぺい性が高い。外国人が、科学研究調査や観光という名目で、中国人が同行するというケースも多く、中国人の良心善意を逆手にとって悪行を働いている。地理的情報を盗み取ろうとするこれらの人々が、一般の旅行者と違う点は、彼らは道中の景色にほとんど関心を示さず、軍事管理区の道標があっても見て見ぬふりをし、コンパスによる位置座標測定器や外国語版地形図を携帯し、進んでは立ち止まりを繰り返し、何か落し物を探しているように見える点だ。彼らは、たびたびGPS受信装置を使い、特徴ある建物の隅、独立した大きな石、独立した大木などの座標を採取し、ルートの前方情報や採取した情報を地形図にマーキングしている。

関連部門は、軍事管理区付近に住む住民に対し、「見知らぬ人間が、上述のような行為をしているかどうかに注意を払い、座標を採取する、あるいは軍事関連エリアに入るなどの不審な行為を目撃した場合は、ただちに現地公安もしくは部隊に通報してほしい」と呼びかけている。（編集KM）

「人民網日本語版」2014年9月9日