中国初の水中考古調査船がこのほど、河北省唐山市海港経済開発区で、清朝末期の沈没船の水中調査作業を開始した。この作業は河北省沿岸部と環渤海の水中考古調査の空白を埋め、中国北方の古代港湾の変遷・沿革などを研究する上での重要な参考となった。光明日報が伝えた。
沈没船は唐山市海港経済開発区、曹妃甸港区の間の海域に位置する。文化財関連部門は2012年、漁師から提供された情報に基づき、唐山市沖で調査を実施した。河北省文物研究所は2013年、国家文物局水中文化遺産保護センターと共同で、河北省沖の古代港湾、埠頭、砦、海防施設、水中の沈没船などの分布状況の全面的な陸上調査を実施し、上述した海域の沈没船の重点的な調査を行った。同海域の2カ所から沈没船が発見され、そのうちの一つが清朝末期の沈没船であることが確認された。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月13日