「100のドラえもんのひみつ道具博覧会」が中国の各地で開催されている。
「100のドラえもんのひみつ道具博覧会」が現在、中国の各地で開催されている。そんな中、最近、「ドラえもんは日本政府が推し進める日本の文化宣伝活動を行っている。ドラえもんの背後にある政治的意義に注意しなければならない。中国人は盲目的にドラえもんを追いかけてはならない」と訴えるメディアが相次いだ。それに対して、ネットユーザーは、「ドラえもんが包囲された」と揶揄している。中国青年報が報じた。
22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット「ドラえもん」が、なぜ侵略者のように扱われてしまったのだろう?文学評論家の李敬沢氏や謝有順氏などは、「自国の文化に自信がないことの表れ」と指摘する。中国に代表的なアニメがあれば、アニメのキャラクターに対してこれほど敏感に反応することはない。そして、子供達に愛されるアニメを作ることができれば、若者たちが何を見ているかを心配する必要もない。そのため、海外のアニメキャラクターが中国人の心を捉えていることを、もっと大きな心で見ると同時に、中国人らしい想像力を働かせ、愛されるアニメのキャラクターを作り出すことにもっと専念しなければならない。
近年、中国でも「喜羊羊与灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)」や「熊出没」など、人気となるアニメが登場した。今の中国の子供達は、これらアニメを見て育っている。しかし、これらアニメのヒットは、称賛ではなく、保護者達の心配の声を呼んでいる。