2014年9月30日  
 

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日本 モバイル電子ゲームが文化産業の新注目点に

中国メディアが見る日本

人民網日本語版 2014年09月30日15:55

モバイルインターネットが徐々にデジタル時代の主流になるのにともない、モバイル電子ゲームがゲーム産業の新たな方向性になっている。統計によると、日本をはじめとする世界のゲーム産業で大きなシェアを占める国々では、モバイル電子ゲームが急速な勢いで発展して、文化産業の新たな注目点になりつつあり、今後のさらなる成長が期待できる。人民日報が伝えた。

▽日本 携帯ゲーム産業に大きな変化

統計によると、2012年7月から13年6月の日本のゲーム産業の生産額は2兆2千億円に達し、従業員数は約2万2千人に上った。ソニーのプレイステーションヴィータとニンテンドーのDSは家庭用ゲーム機の代表だが、少子化などの原因により、日本のゲーム産業にはここ数年、衰退の兆しがみられ、過去5年間の増加率はマイナス9.1%だった。日本のゲームソフトウエアのグローバル市場シェアは01年の40%から、10年は15%に低下した。

また携帯電話を端末とするソーシャルゲームの攻勢が激しい。矢野経済研究所がまとめた統計によると、13年の日本のソーシャルゲーム市場の規模は4256億円に上り、前年比10%増加した。日本の携帯電話の加入者1人あたりの平均ARPU(月間電気通信事業収入)は米国の4~5倍、中国の20倍以上で、これは携帯ゲームによるところが大きい。携帯ゲームの隆盛には主に次の2つの原因がある。1つは4G高速インターネットの普及により携帯ゲームがこれまでよりスムーズに利用できるようになったこと、もう1つは日本人は通勤時間が長く、時間つぶしに携帯ゲームがぴったりなことだ。

コンピューターゲームをすると長時間になるが、携帯ゲームには「短い時間で何度も」という特徴がある。日本のソーシャルゲーム会社DeNAの顧客データをみると、携帯ゲームの利用者は一日平均5~6回ゲームをし、1回あたりの時間は約5~7分だという。

その他の市場と異なり、日本の携帯ゲームは主に一定の機能を有するフィーチャー・フォンを対象とし、インターネットサイトをプラットフォームとする。スマートフォン(多機能携帯電話)のアプリケーションが普及するのにともない、産業に巨大な変化が生じつつある。08年には1つの携帯電話向けオンラインゲームを開発するのにわずか1千万円と3週間しかかからなかったが、今では質の高い携帯電話向けゲームアプリを開発するには、5千万円から1億円の資金と9カ月の時間がかかる。アプリケーションの人気ランキングに顔を出すためには、毎月少なくとも1千万円の宣伝広告費用をかけなければならない。だがこうすれば収益も大幅に増加することになる。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年9月30日

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