このほど開催された、国家標準委員会消費財安全基準「囲い込み」特別行動の始動式において、消費者が注目する「日常防護型マスク技術規範」の意見征求稿が今年中に発表され、空気清浄機の国家基準改定版が来年発表される見通しが明らかになった。
日常防護型マスク市場では、表示の不統一などが問題となっており、消費者の混乱を招く原因となっている。今回制定が進められている「日常防護型マスク技術規範」では、マスクの材料、構造、表示、外観などに一定の基準が設けられる。紡績品であるマスクの指標には、ホルムアルデヒド含有量、pH値、大腸菌など微生物群の数量、真正細菌のコロニー総数なども含まれる。このほか、新国家基準では、マスクに対する等級別の分類が実施される見込み。大気汚染のレベルに基づき、重度汚染向け、中度汚染向け、軽度汚染向けに分けられる。また、成人、子供、虚弱者など各階層の人々に対応した、呼気抵抗力の指標にもとづくマスクの分類も行われる。
マスク市場と同様、空気清浄機市場もかなり混沌とした状態にある。全国家庭用電器標準化技術委員会の馬徳軍・事務局長は、「国家基準委員会は昨年、基準の改正作業に着手し、固体状・ガス状汚染物の除去浄化機能、清潔な空気の量、浄化フィルタの寿命など空気清浄機の主要技術指標および指標測定方法の改正を進めた。また、エアコンと車内空気清浄機の浄化機能に対する考察を進め、空気清浄機の浄化率およびホルムアルデヒドとベンゼンの検出方法という項目を追加した。新しい国家規格には、空気清浄機の有効面積(適用床面積)の算出方法について、厳しい規定が設けられている」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年10月13日