G20首脳会議が現在、オーストラリアで開かれている。各国の首脳が会議に参加している間、夫人達も暇にしているわけではない。女性の特性を活かして、様々な場所を見学したり、公益活動を実施し、厳粛な雰囲気の首脳会議に美しい彩を添えている。
習近平国家主席夫人の彭麗媛氏は、各国のファーストレディ達と共に、ブリスベン河畔にある世界最大のコアラ保護区、ローンパイン・コアラ・サンクチュアリを訪れた。コアラを抱っこして微笑む夫人の様子は「可愛らしい」と好評を博した。オーストラリアが動物を「外交大使」とするのは、今回が初めてではない。2007年にオーストラリアでAPEC首脳会議が開催された時も、コアラやニシキヘビ、ワニなどの動物達がファーストレディ達をおもてなしした。動物たちが外交の場に登場すると、リラックスした雰囲気をかもし出し、効果的に友好を表現することができる。
韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領夫人の金潤玉(キム・ユンオク)氏は、韓食の世界化に取り組んだ。2010年にソウルでG20首脳会議が開かれた時、金夫人は各国首脳夫人に韓食文化を紹介。自らメニューを選び、ファーストレディたちに韓国料理を紹介する書籍をプレゼントした。
清華大学国際問題研究所の趙可金副所長は、「グローバル化が進む今、ファーストレディ外交はパブリック・ディプロマシーの一種の手段となっている。社会における女性の地位はますます高まっており、ファーストレディの果たす役割は各国から歓迎されている」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月17日