2014年11月14日  
 

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「APECの青空」は今後も続くか 北京

人民網日本語版 2014年11月14日13:56

アジア太平洋経済協力(APEC)会議期間中、北京の大気の質はかなり良好だった。深刻な大気汚染は発生せず、連日続いた青空は、市民から「APECの青空」と呼ばれた。北京市環境保護局は13日、APEC期間中の「大気の質保障措置」の効果について、初歩的な評価を発表した。同時に、「APECの青空」が実現した3大要因について、以下の通り総括した。

1 保障措置によって、北京の汚染物質排出が大幅に減少したこと

2 周辺地域との共同予防・コントロール措置も功を奏し、汚染物質排出が減少したこと

3 汚染物質が拡散する上で非常に不利な気象条件が生じなかったこと

〇「APECの青空」が実現した3大要因

「APECの青空」が実現した要因の一つとして、現地・北京の汚染物質排出が大幅に減少したことが挙げられる。11月1日から12日までの間、北京の大気の質をレベル別日数で見ると、「1級(優秀)」が4日間、2級(良好)が7日間、3級(軽度汚染)1日間だった。4・5・6級となった日は皆無で、各種汚染物質の平均濃度は、ここ数年の最低となった。

2つ目の要因は、周辺地域との共同予防・コントロール措置の効果が見られたこと。天津や河北など5省・区・市では、主要大気汚染物質排出量が軒並みかなり減少した。北京周辺の省・区・市は、主要大気汚染物質排出量を30%削減することが求められたが、措置の実施により、実際の排出量は30%以上削減された。

最後の要因は、気象条件だった。汚染物質の排出削減が「人的努力」ならば、汚染物質の拡散に極めて不利な気象条件が発生しなかったことは、まさに「天の加護」といえよう。北京市環境保護モニタリングセンターの張大偉センター長は、「北京市の大気の質の変化状況を見ると、APEC期間中、北京では、汚染物質が拡散するための好条件がかなり揃っていた」と指摘した。


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