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北京、交通事故処理用の携帯アプリ配布へ

人民網日本語版 2014年11月19日14:16

北京市交通管理局事故処は18日、技術システムとデータベースを立ち上げ、保険に加入している車両保有者に携帯アプリを提供する計画であることを明らかにした。同アプリを使って事故現場を撮影すると、その情報が事故処のデータベースに自動的に送信され、事故処理のスピード化につながると期待されている。北京青年報が報じた。

北京の乗用車登録台数は561万3千台に達し、中国の都市では最多となっている。そして、事故が起きると、警察や保険会社が判断を誤ることを恐れて、車両を移動させず、大渋滞を招くというケースが頻発している。しかし、同アプリが完成するとその問題も解決される見通しだ。同処の梅氷松・処長は、「交通管理部門は保険会社と密接に協力し、科学技術システムを立ち上げる計画。同システムには大きなデータベースがある。そして、各車両所有者に携帯アプリを提供するほか、各区、県にも、交通警察が事故の責任を迅速に判断するシステムを立ち上げ、各保険会社も損害の程度を定めるシステムを立ち上げる」と説明している。

また、梅処長によると、各車両保有者に提供される携帯アプリで事故現場を撮影すると、その情報が事故処のデータベースに自動的に送信され、事故処理のスピード化につながる。そして、警察が来るまで車両を移動させないことで起こる渋滞を減少させることができるほか、保険会社の処理の効率化にも一役買う。

北京保険業界協会の陳志強・常務副会長兼秘書長は、「交通管理局が提供する監視カメラの映像と携帯アプリ、交通事故専用の通報電話『122』などを通して、責任の所在が争いの焦点となっている案件の処理が、オンラインですぐにできるようになる。今後、携帯アプリを通して、責任の所在を定めるだけでなく、損失の判断や車両の修理、賠償金の支払い、処理後の顧客との連絡など、全ての過程も迅速に処理できるようになる」と強調している。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年11月19日

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