2014年9月10日  
 

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北京が自殺予防アプリを開発、3年内にリリースへ

人民網日本語版 2014年09月10日13:25

9月10日は、12年目の「世界自殺予防デー」だ。北京市はこのほど、初の「うつ病・自殺予防」セルフサービスプロジェクトをスタートさせた。市民は携帯電話やウェアラブルデバイスなどでセルフサービスプログラムを利用し、アプリを使いうつ病指数を調べ、うつ病に関する脳波・心電などの生理的指標をチェックできるようになる。新京報が伝えた。

◆3年内にアプリ開発へ

俳優のロビン・ウィリアムズ、翻訳家の孫仲旭などの有名人がうつ病により自殺し、うつ病という「心の風邪」に対する注目度が高まった。北京心理危機研究・干渉センター、北京回竜観病院が明らかにした情報によると、北京は初のうつ病・自殺予防セルフサービスプロジェクトをスタートさせた。

同プロジェクトは、市民のうつ病に対する認識を深め、受診率を高めることを目的としており、同時にうつ病患者の疾患管理能力を高める。同プロジェクトはスマートフォン用アプリという形式により、市民に健康情報、うつ病診断、オンラインセルフ治療、オンライン問い合せ、オンライン受診手続き、心理危機対応、うつ病治療・回復の全過程の管理など、さまざまなセルフサービスを提供する。

北京回竜観病院の楊甫徳院長は、「同プロジェクトは、2-3年内に完了する。市民はモバイル端末により、権威ある心理・情緒・認識・能力・性格の評価を受けられるようになる」と説明した。

◆アプリ開発の理由は?

楊院長は、「現在うつ病の最も効果的な治療法となっているのは薬物治療で、これに物理・心理的な治療を合わせている。迅速に危機に干渉し、全過程の総合的な治療を実現する。しかし市民のうつ病に対する認識には、まだ一定の誤解がある。うつ病を恥ずかしく思ったり、うつ病だと思ってもどうして良いか分からないことがある。『セルフ設備』は、うつ病患者がサービスの内容を理解し、常に役立つ指導を受けられるようにする」と述べた。


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