王毅外交部長(外相)は24日、ウィーンで開かれたイラン核問題をめぐる関係6カ国とイランの外相会合に出席した。
王部長は「中国はイラン核問題協議の重要な一国として、協議プロセスに積極的に参加し続けている。われわれは客観的で公正な立場を堅持し、各国間で調停を行い、交渉を促し、建設的意見を表明してきた。今回の外相会合でも、中国は焦点となる問題の解決に向けて新たな構想を打ち出し、各国から積極的な評価を得た。これは今後の最終的協議で積極的役割を発揮すると信じている」と表明。
「協議の最後の段階で、中国は次の点を各国に呼びかける」として、▽イラン核問題の政治的解決に向けた揺るがぬ姿勢と辛抱強さを堅持する▽国際的な核不拡散体制を維持すると同時に、イランが原子力を平和的に利用する権利を保障するという基本的共通認識を堅持する▽段階的・対等の原則を堅持し、合理的時間枠内に包括案で合意し、段階的に実施する▽柔軟で実務的、同じ方向に向かう積極的な姿勢を堅持し、問題解決の共通認識を積み重ねる――を挙げた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年11月26日