「海上シルクロードイベント」世界から56人が参加

全行程4万2千海里、期間24カ月間、40カ国52都市を訪問する船の旅「海上シルクロードをたどる航海イベント」が11日、北京市の北京海洋館でスタートした。世界から56人の参加が集まった。「新華網」が伝えた。

この航海イベントは中国青年網が主催したもので、記者会見では次のように説明された。テーマを「船旅」とする同イベントは中国でこれまでに行われた最も大規模な、海上シルクロードをたどる民間の文化交流活動であり、中国で航続距離と期間が最も長く、寄港する国・都市と参加者が最も多い大型の航海イベントになる。

発起人でありイベントで船長を務める旅行家の高銘遠さんは、「航海の第1行程では中国の海沿いを航海して、シルクロードの歴史、地理、文化財、遺跡、文化的物語を展示する。第2行程では南中国海から東南アジア、マラッカ海峡、インド、ソマリアを経由して地中海のローマに至り、シルクロードの歴史、地理、文化を展示する。第3行程は世界一周で、ローマからスペインを経由し、ジブラルタル海峡、英国、スウェーデンのヨーテボリを通り、大西洋へと至る。さらに北米の北部を航行してカリブ海を抜け、太平洋に至り、南米チリのサンティアゴを経由してイースター島、タヒチなどを通り、最後はサイパン島沿いに中国へ戻るというルートをたどる」と説明する。

イベントには各業界の代表56人が参加し、56の少数民族をイメージさせる。旅の全行程がドキュメンタリーとして撮影され、テレビ番組、インターネットの動画サイト、書籍、写真展などさまざまな形で公開される予定だ。（編集KS）

「人民網日本語版」2014年12月15日