2014年12月15日  
 

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人民網日本語版>>経済

販売増加率が低下、「ブランド戦」を迎える中国車

人民網日本語版 2014年12月15日08:21

販売の増加率が低下を続け、自動車市場は「在庫の許容範囲」との競争に陥っている。中国ブランドは技術開発に取り組み、製品の品質を高めなければならない。またブランドイメージの形成に力を注ぎ、社会の中国ブランドに対する偏見を変えなければならない。経済日報が伝えた。

中国自動車工業協会が12月11日に発表したデータによると、中国の11月の自動車販売台数は前年同月比2.30%増の209万900台となり、増加率が9カ月連続で低下した。中国の自動車販売台数は全体的に安定しているが、増加率が低下の傾向を示している。

中国の1−11月の自動車生産台数は7.21%増の2143万500台、販売台数は6.14%増の2107万9100台となった。そのうち乗用車の販売台数は9.22%増の1763万9700台。中国自動車工業協会常務副会長の董揚氏は、「自動車販売台数の増加率が大幅に低下し、かつ低下の傾向を示している。この流れは今後も短期的に維持される。今年の1−2月の自動車販売台数の増加率は前年比で10.7%に達していたが、昨年は12%以上だった」と述べた。

販売増加率の低下により、自動車市場は「在庫の許容範囲」との競争に陥っている。大手ブランドは減少を続ける増加分の争奪に乗り出している。中国ブランドは低価格戦略が中心となっているが、開発力と資金力を持つ外国ブランドは新車販売を加速している。

フォルクスワーゲン(VW)、シュコダ、ヒュンダイを含む自動車メーカーは今年、新車の販売を加速している。外国ブランドの攻勢により、中国ブランド(特にセダン)の発展が困難な局面を迎えている。中国自動車工業協会のデータによると、中国ブランドの1−11月のセダン販売台数は前年同期比17.34%減に、セダン販売全体に占める比率は5.3ポイント低下の22%となった。外国ブランドを見ると、日本車の販売台数が前年同期比で微減したほか、すべてのブランドが成長を維持した。

業界アナリストによると、中国市場の自動車販売台数の増加率がやや低下したが、欧米の成熟した市場と比べれば、依然として世界で増加率の最も高い市場だ。外国ブランドは中国でブランドの基礎を固めており、将来的により中国市場を重視するようになる。


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