財政部(財政省)が11日に発表した最新のデータによると、今年11月の全国の財政収入は9953億元(1元は約19.2円)で前年同月比9.1%増加し、1~11月の累計では12兆9595億元で前年同期比8.3%増加した。このうち税収は11兆598億元で同7.5%の増加だった。
同部関連部門の責任者によると、ここ数カ月間、全国の財政収入は安定的な伸びを維持している。中央政府の財政収入は、一部の金融機関が納めた国有資本の経営収入の伸びに牽引されて増加幅が拡大した。地方政府の財政収入は、不動産関連の税収の増加幅が縮小したことなどの影響で増加幅が縮小した。12月には引き続き経済財政運営のモニタリングと分析を強化し、法律に基づく徴税を堅持し、納めるべきでない税金は徴収せず、脱税を断固として防止し、財政収入の質を高め、実態のない徴収や機械の空転といった方法によってルールに違反して税収を増やすことを固く禁じる。
1~11月の累計をみると、全国の財政支出は12兆6308億元で同10.1%増加し、予算達成率は82.5%で。重点分野の支出はしっかりと保障されている。農林水産関連の支出は1兆1080億元で同7.9%増加、社会保障・雇用関連支出は1兆4047億元で同11.8%増加、医療衛生・計画出産関連の支出は8270億元で同9.8%増加、教育関連の支出は1兆8462億元で同7.7%増加、住宅保障関連の支出は4194億元で同15.2%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年12月12日