2014年12月16日  
 

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国家追悼日の平和への願い、日本に届くか (2)

人民網日本語版 2014年12月16日09:29

習主席の講話から、筆者は、古代ギリシャの政治家・ペリクレスが紀元前431年に戦死者の墓地で行った演説、リンカーンが1863年にゲティスバーグ戦没者墓地で行った演説を思い出した。国家指導者が国家追悼において行う演説は一般的に、民衆の意志をまとめる機能を持つと同時に、民族や国家の基本原則についての立場を示し、一種の政治哲学を明らかにする意義を持つ。習主席の国家追悼式での講話も、今後の中国の発展方向を示唆するものだった。2000字余りの講話の中では「平和」という言葉が23回にわたって使われた。中国政府が世界に向け、最初の国家追悼日に、平和な発展と平和の防衛を自らの最も重要な使命として担ったことを示すものだ。

ここ120年でアジアには相次いで2つの勢力が勃興した。最初は日本であり、次は中国であった。日本の勃興の結果は人々の知るところである。今日の中国の勃興は、最初からその平和への願いを世界に示している。中国の勃興は偉大な始まりに過ぎない。中国の発展の道は「脱亜入欧」ではなく、隣国を富まし、隣国と仲良くし、コネクティビティ、アジアがともに繁栄し、ともに勃興する道である。

30年余りの改革開放で、中国は巨大な生産力を生み出した。こうした力はアジアを変え、世界の経済の版図を変えている。こうした変化は、中国国民が平和発展を堅持してきた結果である。中国国民は平和の尊さを深く知るがゆえに、平和的発展を破壊しようとする勢力を嫌う。

第2次世界大戦からまもなく70年が経とうとしている。あの戦争は私たちに多くの反省材料を残した。戦争に対する反省によって、私たちは平和の尊さを理解する。第2次大戦から現在まで、多くの国家指導者や芸術家が戦争を語ることによって人々に反省を促してきた。人類がもしも進歩しようとするならば、過去を絶えず振り返り、悲劇の再演を防がなければならない。このためには芸術家も国家もあの災難から教訓を汲み取らなければならない。(編集MA)

「人民網日本語版」2014年12月16日


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