2014年も間もなく終わろうとしている今、今年の世界GDPランキングの変動に関心が高まっている。ヤフー・ファイナンスなどの海外メディアの報道によると、今年のGDPランキングには例年と比較して二つの特徴がある。一つは、西側諸国による挟み撃ちを受けたロシアが、世界第8のエコノミーとしての座から後退し、世界トップ8から転落する兆しを見せていること。もう一つは、日本と中国のGDP差が拡大し、日本のGDPが中国の半分に満たなくなっていることである。法制晩報が伝えた。
世界銀行のシニア経済アナリストによると、ロシアのGDPのランクには、国際原油価格の下落と西側諸国による制裁が主に影響している。ロシア国内の消費需要にも落ち込みが見られる。
日本経済新聞は、日本と中国のGDP差が広がっている主因として、日本円の対ドルレートがここ2年で大きく下がったことを挙げている。「アベノミクス」実施の2年で日本のGDPは1兆2千億ドル縮小した。
世界銀行の同アナリストによると、日本経済については、経済政策そのものだけでなく、日本政府の政治的な主張や見解も、GDP成長の足を引っ張り、損害を与えている。
▽GDPランキングトップ10(兆ドル)
(1)米国 17.4
(2)中国 10.4
(3)日本 4.8
(4)ドイツ 3.8
(5)フランス 2.9
(6)英国 2.8
(7)ブラジル 2.2
(8)イタリア 2.13
(9)ロシア 2.06
(10)インド 2.05
データ元:世界銀行(2014年10月)(編集MA)
「人民網日本語版」2014年12月16日