習近平中共中央総書記の著書「貧困からの脱出」と「習近平氏 、国家統治を語る」の出版記念式典が14日、台北市で行われた。今後台湾の主な書店で順次販売される。新華網が伝えた。
同日開かれた第5回台北書展の開幕式において、台湾天龍文創図書株式有限公司が福建新華発行集団と出版契約を結び、これにより同社と台湾五南出版機構が全面的に習総書記の両著書の台湾での出版を担当することとなった。
台湾天龍文創図書株式有限公司の沈栄裕総経理(社長)は、台湾の人々は習総書記の政治理念や大陸の改革開放事業に大きな関心を持っており、「この2冊は台湾市場で必ず売れる」と自信を見せた。両著書は初回1500部が台湾に渡り、誠品や金石堂といった台湾の主な書籍チェーン店を含む各書店で続々と販売が開始される。
書展に参加した福建出展団の呉志明団長は、今回の書展に出展された書籍の総額は300万元(約5700万円)で、ジャンルは主に芸術関連、健康関連、児童関連など6000種類に上り、台湾庶民が関心を寄せる内容が中心と記者に紹介した。習総書記の著作は今回の書展で最も注目を集める書籍で、会場販売も活況を呈した。「台湾で年間2万冊は売れるだろう。必要であれば繁体字版も出版する」と呉団長は語った。
著書「貧困からの脱出」は、海峡出版発行集団傘下の福建人民出版社の出版で、1992年に初版が発行され、今年再版を迎えた。習総書記が中国共産党福建省寧徳地区党委員会書記を務めた1988年9月から1990年5月までの重要講話や文章をはじめ、福建省東部が貧困から脱出し豊かになり、急速な発展を遂げた経緯などが記されており、これらをめぐる一連の制度、理念、観点や方法が収録されている。また、著書「習近平氏 、国家統治を語る」は、国務院新聞弁公室が中央文献研究室、中国外文局と共同で編纂したもので、習総書記の2012年11月15日から2014年6月13日までの講話、演説、談話、答弁、文書指示、祝いの書簡など79本および各時期における写真45点が収録されている。(編集IM)
「人民網日本語版」2014年12月15日