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日本人記者の朴大統領名誉毀損案件 審理開始

人民網日本語版 2014年12月16日14:27

ソウル中央地方裁判所で15日、産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長の朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領に対する名誉毀損訴訟の初審理が行われた。同法院は事件の直接の関係者として鄭潤会(チェ・ジュンフェ)氏に証人として来月19日に出廷するよう求めた。中国新聞網が韓国連合ニュースの報道として伝えた。

報道によると、加藤氏は今年8月3日に発表した「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」という見出しの記事で、朴大統領は「セウォル号」沈没事故発生当日、かつて自身の秘書室長を務めていた鄭潤会氏と一緒にいたと伝え、2人を恋人のように描写して韓国のある民間団体に名誉毀損で訴えられていた。

鄭潤会氏はこれに先立ち検察側に対して、「セウォル号」沈没事故当日、友人と昼食をとって自宅に戻っており、加藤氏が相応の処罰を受けることを希望すると語っていたため、韓国の検察は鄭潤会氏を出廷させ、証言を聞くことを決めた。

加藤氏の弁護士は裁判所に対して、青瓦台が「セウォル号」沈没事故当日に朴大統領に随行していた秘書を特定し、本人が出廷して証言するよう求めた。これに対して韓国検察は、青瓦台秘書室長は事故当日、朴大統領が青瓦台にいたことをこれまで何度も国会で証言しており、また大統領の随行秘書を事実でない報道のために法廷で証言させることは国政運営にとって好ましくない先例になる可能性があるとして弁護側の要求を拒否した。

この日、日本メディアの記者50人以上が同裁判所に詰め掛けた。同案件の次の審理は、現地時間の19日午後2時に行われる。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年12月16日

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