出生国、あるいはパスポート国以外の国で暮らしていきたいという人にとって、他国の永住権もしくは国籍を取得するのは良い方法だ。しかし、一部の国は移民に対して高い条件を設けており、その国の国民と結婚するか、祖先がその国の国民でない限り、国籍取得がかなり難しくなっている。
米国のあるメディアはこのほど、国籍取得が難しい世界の5カ国を発表した。アルファベット順に並べると、オーストリア、ドイツ、日本、スイス、米国の順となる。広州日報が伝えた。
▽オーストリア:15-30年
オーストリアの美しい湖畔の町ハルシュタット
EU諸国の多くは厳しい移民法を実施しているが、オーストリア国民になるための手続きには最も時間がかかる。まず、オーストリアに2年以上滞在し、「ドイツ語能力を高め、オーストリアの社会、経済、文化生活に溶け込む」とする「合意書」にサインしなければならない。
すでに永住権を持つ人がオーストリア国籍を取得するには、オーストリアに継続して15-30年間滞在している必要がある。しかも、オーストリアは2重国籍を認めていない。