水星の真の姿を見ることは、容易なことではない。水星は1月15日に東方最大離角となり、2015年に初めてその姿を見せる。興味のある人は、15日頃に西の低空を見ると良いだろう。科技日報が伝えた。
「最大離角」とは、地球から見て惑星と太陽の距離が最も離れることを意味する。水星は1月15日午前4時頃に、太陽の東の最も遠い位置に到達する。しかし太陽は地平線の下に沈んでおり、水星もまた太陽の東に位置するため、地球上から観測することはできない。天文学専門誌「天文愛好者」の魏暁凡氏は、「幸いにして水星は内惑星で、最大離角に達する前後において、地球から見た移動距離が緩慢になる。ゆえに13−17日の夕方が、観測の絶好の時期になる。15日前後の午後5時45分に、金星は地平線上に浮かび上がり、その後水星が金星の西に約1.5度の位置に接近する。市民は明るい金星を目印に、水星を探すと良いだろう」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月14日