国家質量監督検験検疫総局の13日の通達によると、豊田汽車(中国)投資有限公司はこのほど、同局にリコール計画を報告した。2月1日から「アバロン」の一部をリコールする。新華社が伝えた。
リコールされるのは、2002年7月1日から2003年5月6日までに生産された輸入品の「アバロン」で、中国の合計で48台になる。欠陥が見つかったのはエアバッグの電子制御ユニット(ECU)で、電磁波遮断機能が不十分であるため、電動座席関連の電子部品による電磁波の影響で、ECU内のICチップが破損する可能性がある。極端な状況では、エアバッグが運転中に開いたり、シートベルトのプリテンショナーが誤作動したり、両者が同時に起こることもある。
同社は昨年4月にも、同じ理由でこれらの車両をリコールし、エアバッグのECUに電磁波遮断器を装着する修理が行われていた。だがその後、中国以外の市場で同じ措置を受けた車両でやはり故障が発生したため、電磁波遮断器の装着とともにエアバッグECUの交換も行い、部品を回収して原因の究明に当たるために再びリコールが宣言された。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年1月15日