日本人は、子どものころから親や教師から教え込まれている常識がある。旅行で日本を訪れる人は必ずこれらを守ってほしい。
1.電車や地下鉄などの公共の乗り物の中では、携帯電話で通話をしてはいけない。その上、マナーモードにしておかなければならない。どうしても出なければならない電話の場合は、相手に「今、電車だから後でかけ直します」と伝える。
2.電車や地下鉄で話をしていいが、周囲の人の迷惑にならないように声は小さめに。
3.電車や地下鉄では物を食べてはいけない。特に、臭いのきついものは絶対にだめだ。
4.日本の公共交通機関には、必ず優先席がある。優先席に座っているときに、お年寄りや体の不自由な人が乗ってきたら席を譲る。普通の席に座っているのであれば、自分の気持ち次第で譲ってもいいが、譲らなくても何も言われない。
5.エスカレーターに乗るとき、東京では左側に立ち、右側を歩行者のために空けるが、大阪では逆だ。わからなくなったら近くにいる日本人をよく観察してまねてほしい。
6.エレベーターに乗ったとき、ボタンの近くに立った場合は、降りる人のために「開」のボタンを押してあげる。逆に、自分が降りるときに誰かにボタンを押してもらったときは会釈をして謝意を示す。
7.いかなる乗り物に乗るときでも、「降りる人が先、乗る人が後」の原則を忘れてはならない。ドア付近に乗っていて、駅に着いたときに後ろに降りる人がいる場合は、ホームに一度降りて降りる人を通してあげる。
8.歩きたばこをしてはいけない。周囲の人の受動喫煙や思わぬ事故を防ぐためだ。吸いたくなったら喫煙所を探す。
9.コンビニで店員さんが買った物を袋に入れてくれたときは、できるだけ頭を下げて謝意を示す。日本語を話せるなら「ありがとう」と言うのもいい。
10.いかなる公共の場所でも大声で騒いではいけない。これは日本を含む多くの国でマナー違反とされているからだ。
レコードチャイナ 2014年12月29日