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株式市場の大幅下落について証監会の反応「市場圧迫の意図は無い」

人民網日本語版 2015年01月20日16:06

中国証券監督管理委員会(証監会)は16日、証券会社の信用取引業務の検査の結果、一部に規定違反があったとして処分を発表した。これによって引き起こされた今週月曜日の上海総合指数の大幅下落は、1日あたりとしては約7年ぶりの大幅安となった。各方面から疑問の声が上がる中、証監会は19日夜に取材に応じ、「信用取引業務の規範化は、株式市場の圧迫を意図したものではない。過度な解釈をすべきではない」との見方を示した。京華時報が伝えた。

16日、証監会は証券会社の信用取引業務の検査結果を発表。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は「商業銀行委託貸付管理規定(意見募集稿)」を発表した。また、中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策司の関係者が過度な「利下げ」を防ぐ必要があるとの文章を発表した。これらの要素の影響を受け、週明けの月曜に株価が大幅安となった。金融監督部門が手を組み故意に株価を下げたのではとの疑問に対し、証監会の鄧舸報道官は「株価の下げ幅は比較的大きく、各方面から注目を集めた。関連措置について、監督管理部門が共同で株式市場を圧迫したと見られているようだが、その事実はない」と述べた。

鄧報道官は「証監会は先月の中旬―下旬にかけて証券会社45社の信用取引業務に対する定例検査を行い、1月16日に検査結果を発表した。現在、証券会社の信用取引業務は安定的に推進しており、リスクもコントロール可能だ。規定違反があった12社に行政監督管理措置を行ったのは、投資家の合法的な権益を保護し、信用取引業務の規範的な発展を促進するためであり、過度な解釈をすべきではない」と指摘した。

このほか、信用取引口座の開設時に、証券資産が50万元(1元は約19円)以下だった顧客に対し、証券会社が強制決済を実施するのではとの質問に対し、鄧報道官は「信用取引口座の開設時に、証券資産が50万元以下だった顧客については、引き続き証監会のこれまでの政策と規定に基づき業務を実施し、この条件を満たさないからといって強制的に決済するわけではない。これらの顧客に対しては、証券会社はリスク評価を強め、リスク警告と顧客サービスを着実に実施する」とした。

市場関係者は「証監会が深夜に態度を表明したことで、市場の悪影響の大部分が解決し、パニックも緩和され、火曜日には上昇に転じるだろう」と分析している。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年1月20日

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