国務院の李克強総理は現地時間の21日、スイス・ダボスで開幕した世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)の壇上に姿を現し、素晴らしい特別挨拶を行った。中国経済網が伝えた。
李総理の挨拶に先だって、WEFのクラウス・シュワブ会長は、「李総理がダボスにいらした今、世界中の目が中国を見つめている。私たちが暮らす世界で、中国は強い力をもち、この力はまさに責任ある、双方向の姿で世界においてその役割を発揮している」と述べ、李総理の参加を歓迎した。
李総理は26分間に及ぶ挨拶の中で、「世界の新情勢」の下での中国ソリューションを深いレベルで紹介した。中国経済の成長率のギアチェンジに対する外部の懸念については、「中国経済はハードランディングすることはない。中高速のペースで今後10~20年は発展を続け、中国の姿は持続的に改善され、世界にもより多くの発展チャンスをもたらす」と自信にあふれる見方を示した。
▽世界により多くのチャンスもたらす
このほど発表された国内総生産(GDP)データをみると、2014年の7.4%という成長率は中国経済にとって24年ぶりの低い数字だ。世界銀行がこのほど発表した報告では、15年の中国経済成長率は7%を割り込み、6.8%にとどまるとの見方が示された。
国際通貨基金(IMF)の予測によると、14年の中国経済の世界の経済成長に対する貢献度は27.8%に達するという。現在の世界経済発展の主要エンジンである中国経済の成長率のギアチェンジに、世界は戦々恐々としている。
英国放送協会(BBC)の最近の報道によれば、中国経済の成長率低下は韓国、日本、オーストラリアなどの周辺国に影響を与えた。中国の需要の低下がこうした国々の輸出の低下を招き、各国は不安に駆られている。
李総理は挨拶の中で、「都市部と農村部、地域の発展の可能性は大きく、国内の需要の潜在力は巨大だ。中高速のペースで今後10~20年は発展を続け、中国の姿は持続的に改善され、世界にもより多くの発展チャンスをもたらす」と述べた。