春節(旧正月、今年は2月19日)が近づくにつれ、海外で年越しをしようと計画する人も増えている。しかし、最近、ビザに関する新政策が数多く実施されたため、春節に自由旅行を考えている人は、ビザの変更点に注意しなければならない。揚州晩報が伝えた。
■日本への観光マルチビザ発給要件の緩和 最低年収10万元(約190万円)以上
日本は、1月19日から中国人向けの3年間の観光マルチビザの発給要件を緩和した。それにともない、相当の高所得を有する者とその家族に対する訪問地要件を撤廃し、ビザの有効期限を3年から5年に延長した。過去3年以内に日本への短期滞在での渡航歴がある者とその家族は、「一定の経済力」に対する審査が通れば、マルチビザが発給される。また、一部の高所得を有する者とその家族は、最長90日間までの滞在が可能で、有効期限5年間のマルチビザが発給される。
しかし、昨日、市内のいくつかの旅行会社に問い合わせたところ、ビザ政策は表面的にはかなり緩和されたが、個人の経済力への要求は依然非常に高いことが明らかになった。
今回の日本のビザ発給要件の緩和は、主に資産要件に集中しており、有効期限3年のマルチビザの発給対象者は、以下の2つのグループに分けられる。
(1)3年以内に日本への渡航歴がない、「十分な経済力を有する者とその家族」。申請人の年収制限は、20万元(約380万円)以上。これまでの25万元から5万元(約94万円)引き下げられた。(2)ある一定の経済力を有し、過去3年以内に日本への短期的な渡航歴がある者とその家族。申請人の年収制限は10万元(約190万円)以上。