世界銀行がこのほど発表した報告書「東アジア都市の景観の変化」によると、2000-10年の10年間で、東アジアの都市の総人口が新たに約2億人増えた。世界で6番目に人口が多い国に匹敵する規模だ。うち、香港の人口密度が最も高く、2010年、1平方キロ当たりの人口が3万2千人に達した。新華網が報じた。
同報告書によると、東アジアの中でも、都市化を牽引するのは中国で、広東省や深セン、東莞、仏山などから成る珠江デルタの総人口が4200万人(香港は含まず)に到達。東京を超え、世界最大規模の都市圏となった。
東アジアの都市人口が急速に増加しているため、同レポートは、各国政府に対して、交通施設などの関連の施設も同時に発展させるなど、バランスの取れた発展を遂げなければならないと注意を呼び掛けている。また、貧富の差が広がっていることも課題として目を向けなければならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月28日