中国語で新年の挨拶をするリン選手
春節(旧正月、今年は2月19日)が近づくにつれて、中国人マーケットに重点を置くNBA(全米プロバスケット協会)では、「中国テイスト」が増えつつある。その第一弾は、ロサンゼルス・レイカーズ所属のジェレミー・リン(林書豪)選手をはじめとしたスター選手らによる新年祝賀CMだ。それに続き、中国語バージョンのユニフォームが発売された。また、ヒューストン・ロケッツの選手は、中国語ユニフォームを着用して試合に臨んでいる。米「世界日報(World Journal)」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
中国人にはNBAファンが多く、NBA側も、中国人マーケットの大きな潜在力を十分に認識しており、未年春節にタイミングを合わせた一連の販促イベントを計画した。春節にあたる2月19日から3月4日の期間に、中国では、27チームが登場する計56試合が放映される。その期間、ジェレミー・リン、ジェームス・ハーデン、ドウェイン・ウェイド、ステファン・カリーら人気選手が登場する新年祝賀CM「サプライズ・ドア」も放送される。CMでは、リン選手が開口一番、視聴者に向かって中国語で新年の挨拶をする。
また、ゴールデンステート・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツの両チームも、ロサンゼルス・レイカーズに遅れまいと、中国語版ユニフォームを打ち出した。ヒューストン・ロケッツは、かつてのスタープレイヤー・姚明氏を起用し、現在活躍中のドワイト・ハワード選手と一緒に登場するPRポスターを作成した。さらに、ヒューストン・ロケッツの選手が着用するユニフォームには、福を呼ぶと言われる未年の吉祥絵文字のデザインがあしらわれている。
ヒューストン・ロケッツは、姚明氏のおかげで、中国に数多くのファンを獲得した。同チームのオーナーであるレスリー・アレキサンダー氏は、これを手がかりに中国人ファンをさらに獲得したいと公言してはばからない。アレキサンダー氏は、書面でのメッセージで、「中国人ファンに対する我々の忠誠心と親愛の気持ちを示すために、春節版ユニフォームを新調した」とコメントしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月29日
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