中国では現在、騰訊(テンセント)の無料メッセンジャー「微信(ウィーチャット)」を1日中いじっているという人が少なくない。一体何をしているのだろう?微信を使うと、友人とメッセージのやり取りができるほか、モーメンツで友人らが転載したニュースや記事を読むことができる。新京報が報じた。
TMT業界に関連するビジネス分析や研究を行う騰訊傘下の「企鵝智酷」が2014年末に発表した、微信関連のデータによると、微信ユーザーの約半数が、一日当たり3件以上の記事を読んでいる。平均数は5.86だった。
データによると、2014年9月の調査では、1日当たり読む記事の数について、「平均1件」とした人が23%、「平均6-10件」が20%だった。そのほか、「20件以上」と答えたユーザーもいるが、割合は4%にとどまった。ユーザーによって、読む記事の量が大きく異なっているということだ。
微信での記事の転載に関するデータによると、気に入った記事があった場合、ユーザーの61%がモーメンツで共有し、39%が友人に送信している。
この点、企鵝智酷は、「ユーザーが目的を持って記事を共有しているというのが微信の特徴。モーメンツで共有すればより多くの連絡先に見てもらうことができるが、40%近くが友人に直接送信している」と分析している。
以上のデータを基に、企鵝智酷は、「読む人はたくさん読み、読まない人はほとんど読まない。これは、利益—優位性の累積(マタイ効果)。モーメンツに多く転載された記事ほど、転載と読まれる数が増える」との結論を下している。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月7日