湖北省武漢市のある大学が大学1年生向けに「感謝ノート」の作成を冬休みの宿題として課し、話題を集めている。この「感謝ノート」は誕生から3歳まで、及び幼稚園や小学校を経て大学卒業までの期間にかかる生活費や交通費、小遣い、学費、娯楽費などの合計を学生に計算させるものだ。中には計算し終わった後に「誕生から卒業まで、両親は私に90万元(約1680万円)も費やした」と涙する学生もいた。こうした「感謝ノート」の課題は革新というべきか、それとも話題づくりだろうか。このノートが学生に感謝の気持ちを持たせることができるのだろうか。
感謝の気持ちに関する教育は感情で感情に訴えかける一種の情操教育であり、人間性によびかける命の教育であるとも言える。大学が学生にこうした宿題を課したのは、実践的な試みであるのは間違いないだろう。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年2月3日