南京航空航天大学で舞台設計を専攻している女子大生・黄文婷さんがこのほど、大学の微信(ウィーチャット)に投稿した航空機のイラストが話題になっている。飛行機には、エアバス社の超大型旅客機「A380」や戦闘機「Su-35」、中国南方航空が自主製造した「長空一号」などが含まれ、ネットユーザーや飛行機ファンが絶賛している。中国江蘇網が報じた。
イラストを見ると、迫力満点で、男性の描いた作品に見える。実は、黄さんは、舞台設計を専攻しているものの、親が空軍所属で、子供の頃から飛行機を見て育ったため、飛行機が大好きという。そんな黄さんは昨年11月、広東省珠海市で行われた航空ショーに行き、空を舞う各種飛行機を見て、イラストを描きたいという思いになったという。
イラストは点描。まず、全体像を描き、その後点の密度や濃淡によって模様、陰影を表現している。テクニカルペンと定規を手に、絵を描きだすと夢中になり、あっと言う間に時間がすぎるという。
黄さんのイラストを見たネットユーザーらは大絶賛している。その後、黄さんは飛行機の歴史を猛勉強。以前は戦闘機に関する知識が多かったものの、今では、ドキュメンタリーを通して他のジャンルの飛行機にも注目しているほか、書籍にも目を通して、知識を増やしている。
黄さんは現在、コンセプト機や自身がデザインした飛行機などのイラストも製作中。「夢の実現に一歩一歩近づいている感じ」としている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2015年2月4日