外交部(外務省)は5日、駐アフリカ連合(AU)使節団の設置についてプレス・ブリーフィングを行った。初代団長を務める曠偉霖大使によると、使節団設置関係の人員はすでに昨年末からAU本部のあるエチオピアの首都アディスアベバにおり、大使自身も今月下旬に着任する。
曠大使によると、使節団内には政治、経済、人・文化、平和・安全保障など各分野の専門担当部局を設け、中国とAUの包括的交流・協力の新たな動力とする。
曠大使は「アフリカ諸国との団結・協力の強化は中国の対外政策の重要な基礎だ。AUはアフリカの団結・進歩を先導する旗印であり、アフリカの経済・社会発展、平和と安全の統合プロセスにおいて日増しに重要な役割を発揮している」と述べた。
中国は2005年に域外国として初めてAUに代表を派遣し、駐在させた国であり、駐エチオピア大使が駐AU代表を兼任した。近年、AUは中国の駐AU使節団設置を望む考えを繰り返し表明してきた。
「中国の駐AU使節団設置は、中国・AU関係にとって歴史的意義を持つ重大な出来事であり、中国・アフリカ関係における重大な出来事でもある」。曠大使は「中国はアフリカ側と協力を強化し、双方の新型の戦略的パートナーシップを絶えず新たな段階へと押し上げていきたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年2月6日