このほか、コスプレイヤーにとっても、同博覧会は無視することができない舞台だ。自分が好きなアニメのキャラクター・NICOにコスプレした19歳の李翠盈さんは、派手で大胆なメイクに、上品で自然なポーズを合わせ、多くの来場者からカメラを向けられていた。
李さんは、「コスプレは楽しいだけでなく、コスプレする過程でキャラクターの衣装に合わせたメイクアップ技術を研究したり、買う、あるいは手作りした道具や装備を加えたりするなど、忍耐力も試される」と語る。
平日の金曜日に関わらず、会場には多くの人波が押し寄せ、多くのブースで社員らが行列の秩序を保つために、列の先頭と最後尾を示す看板を掲げていた。ある出展企業の責任者は、「消費者のここまで熱烈な反応は想像していなかった。香港は日本のアニメ・漫画産業の重要な海外市場の一つだ。来年もまた必ず参加したい」と語った。
C3とはキャラクター、カルチャー、コンテンツの3つの頭文字のCを意味している。年初に開催された「C3 in Hong Kong 2015」のほか、香港で毎年7月ごろに開催される「香港動漫電玩節」(Ani-Com香港)も同様に爆発的な人気を博しており、昨年の第16回「香港動漫電玩節」の出展企業は550社、5日間の会期に来場した人数は述べ75万2000人となり、入場者数記録を更新した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年2月10日