日本のアニメ・漫画・ゲーム・ポップカルチャーの大型イベント「C3 in Hong Kong 2015(C3日本動玩博覧会)」が、6日に香港コンベンション&エキシビジョンセンターで開幕した。主催者側によると、今年の博覧会は、日本や香港から60社を超える企業が出展し、来場者は20万人に上る見込みだという。中国新聞網が伝えた。
会場には、フィギュア、コスチューム、アクセサリー、マグカップ、ノートなど生活・学習用品など、ありとあらゆる種類の関連商品が置かれている。また、1年に1度のアニメの祭典で自分のお目当てのものを手に入れるため、徹夜で並ぶ人たちも多い。
同日、開場時間になると、来場者が歓声をあげながら会場へ殺到し、我先にと各ブースへ向かってゲームのトライアルやグッズの購入に走っていた。香港の専門教育学院で学ぶ18歳の男子学生・龍浩揚さんは、5日の午後3時からクラスメート7、8人と一緒に徹夜して並んだ。今日は、1人で1000香港ドル(約1万5000円)を使って数量限定のアニメグッズを購入したという。龍さんは、「今回は自分の好きなアニメやゲームメーカーが初めて出展しているので、学校をさぼってでも来場するつもりだった」と語る。
博覧会に来場したのは香港の地元アニメ・漫画ファンだけではない。東京から来た浜崎ゆうきさんはアニメのキャラクターのフィギュアを手に入れるため、今回初めて同イベントに参加した。お目当てのフィギュアを購入した浜崎さんは嬉しさを隠しきれないように自分の戦利品を見せてくれた。「もうすぐ30歳になろうとする大人だが、趣味には年齢制限がない。どんなに時間やお金がかかっても気にならない」と語った。