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29省区市がGDP予測値引き下げ 山西は3%

人民網日本語版 2015年02月10日14:24

広東省、吉林省、海南省でこのほど省の両会(人民代表大会と政治協商会議)がスタートした。これにより全国31省・自治区・直轄市のすべてで両会が開かれたことになり、それぞれの2014年の国内総生産(GDP)増加率と15年の経済目標が明らかにされた。各地方の情報を整理すると、14年にGDP増加率目標を達成したのは西蔵(チベット)自治区だけで、20数省区市は実質増加率と目標値との間に相当の開きがあった。開きが最も大きかったのは山西省。15年のGDP増加率目標値については、西蔵と上海市を除く29省区市が前年よりも数値を引き下げた。人民網が9日に伝えた。

14年の山西省のGDP増加率目標値は約9%だった。同省の15年度政府活動報告によると、昨年のGDP実質増加率は4.9%にとどまり、目標値を約4.1ポイント(p)下回った。4.9%という増加率も、これまで発表された中で最も低い数値だ。以下、黒竜江省の5.6%、遼寧省の5.8%が続く。同省のほかには遼寧省、黒竜江省、雲南省などで実質値と目標値との開きが大きく、遼寧省は5.8%で目標値を約3.2 p下回り、黒竜江省は5.6%、雲南省は8.1%で、それぞれ目標値を約2.9 p下回った。

国家統計局がこのほど発表したデータによると、14年の中国のGDP増加率は7.4%で、1990年以来の低い水準となった。14年末に中央政府が開催した経済政策会議では、安定を保ちつつ経済成長を促すという活動の全体的な基調を堅持し、経済発展の質と効果の向上を中心とすることを堅持し、経済発展の「新常態」(ニューノーマル)に主体的に対応することがうち出された。

15年のGDP増加率目標値の設定をみると、西蔵と上海を除く29省区市はいずれも前年よりも数値を引き下げ、引き下げ幅は0.5~3 pだった。14年に実質値と目標値との開きが最も大きかった山西省は、今年は昨年より3 p引き下げて6%前後を目指すとした。

西蔵の目標値は約12%で前年の水準を維持し、全国トップだった。上海はGDP増加率目標値として具体的な数字を設定することをやめた。上海の今年の政府活動報告では、15年の経済社会の発展目標として、「経済が安定的に成長し、構造が継続的に改善され、質と効果が一層向上し、市全体の一般公共予算の収入と経済とが同じペースでの伸びを維持すること」が提起された。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年2月10日

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